開拓使の街造りと創成橋1869年(明治2年)開拓使は、札幌に本府を建設しましたが、当時の判官島義勇は札幌の基点を[大友堀]の岸(創成橋付近)に定めて街造りに着手しました。 |
現在の創成橋(2011年3月に新しい創成橋が竣工しましたので、この写真はそれ以前のものです)。 現在の橋は明治43年に建設されたものですが、下部の構造はモダンなアーチ型で上部には純日本風の美しいデザインが施されています。又、両側の高欄には擬宝珠が取り付けられていました。擬宝珠は江戸時代は藩主のみが橋につけることを許されていたという格式の高いものでした。現在の擬宝珠は昭和53年に復元されたものです。 この交番は、札幌発祥の地とも言うべき札幌創成橋の脇にあつたものです。1885年(明治18年)最初に設置された交番は木造で[札幌創成橋交番]と呼ばれていましたが、後年このような赤レンガの瀟洒な交番に変わりました。当時としてはユニークな交番で、交番の前を市電も走り、大変な評判を呼び長い間札幌の歴史を見続けてきた由緒ある交番です。
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[札幌の建設の地]碑
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