豊平橋の歴史は明治4年(1871年)の丸太による最初の橋を嚆矢としますが、明治31年(1898年)には北海道で初めての鉄橋としての豊平橋が誕生しました。しかしこの鐵橋も洪水などにより流失を余儀なくされた為、大正10年(1921年)本格的な鐵橋の架設が行われ大正13年(1924年)竣工したのが旧豊平橋です。 この旧豊平橋はタイドアーチ式で、橋長120b70、巾員18b29で、当時では超豪華な道内第一の名橋と称され、大正14年(1925年)には市電が開通し札幌の名物の一つに数えられました。この豊平橋には岡山県万成産の赤色花崗岩の立派な親柱や袖高欄が設けられ、親柱の上には鋳鉄製の電灯設備が置かれていました。この二代目豊平橋も時代の変化と共に42年の歴史に幕を閉じ昭和41年(1966年)現在の豊平橋が竣工されました。長い間市民の足として活躍してきた市電も昭和46年(1971年)10月豊平橋から姿を消しました。 |
所蔵 札幌市中央図書館 |
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所蔵 札幌市交通局 |
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