市内を東西に走る北一条の幹線は、西三丁目を起点として国道36号(すすきの経由)と国道12号に分かれます。ここから東に走る幹線が国道12号です。国道36号は、[すすきの]交差点までは[札幌駅前通]で、ここからの国道36号は[月寒通]となります。また、西3丁目からの国道12号は[北１条雁木通]となります。

北１条通(西4丁目ー西11丁目)

北一条西四丁目の交差点です。この石柱から北１条西11丁目までが[国道230号]で、
道路の分離帯には北海道神宮の標柱が建立されていますが、ここから西に進と西25丁目に鉄筋コンクリートで出来た鳥居が姿を現します。高さが8.7メートルで1895年に建立されたものです。

このエリアには、札幌市役所を始めとして様々な機関、施設が集中しており、北海道庁を中心とした駅前エリアと合わせて札幌市の政治・経済・文化の中枢的役割を担ったエリアです。

北一条と北二条西四丁目の一角を占める[札幌グランドホテル]ですが、市内の数多いホテルの中でもこのホテルは老舗中の老舗として大きな存在感を見せています。このホテル内の記念資料室には、北海道の開発の歴史に関わる貴重な資料が多数展示されています。
「レッスン」
「レッスン」は、1976(昭和51)年に札幌グランドホテル新館オープンにあわせて現在のコーヒーラウンジの入口に設置された作品です。本郷　新が71歳の時の作品です。
(註) 2013年にホテル正門入り口に移動して設置されました。

北1条西5丁目の一角に札幌中央警察署の庁舎があります。現在の庁舎は平成10年に完成したもので、かつての特徴ある建物のスタイルを残してその上に積み重ねた変わった姿を現しています。








写真下左図は[日本銀行札幌支店]です。また、右図は、地下駐車場入り口です。この北１条通には、西４丁目から6丁目まて国が設置した地下歩道と地下駐車場があります。全部で8ケ所の出入り口があります。日本銀行前にも設置されています。



写真下左が、[HBC北海道放送]本社社屋、下右が[STV札幌テレビ放送]本社社屋です。

北１条雁木通(西3丁目ー東苗穂5-3)

写真下左図は、北海道新聞本社です。[北１条雁木通]と[北大通]の西3丁目一角を占め、ホールやギャラリーなども併設しています。写真下中央は、現在の札幌市役所本庁舎です。現庁舎は、オリンピック開催前年の昭和46年(1971年)建てられました。地下2階、地上19階の庁舎の大通公園側には[庭園]も整備され都心のオアシスとして脚光を浴びています。この場所はかっての中央創成小学校の跡地で、記念碑も建立されています。

[市役所の前身]
所蔵　札幌市公文書館
明治42年　北1西2

昭和12年　北１西4

札幌市役所庭園

壊 石川　浩作です。	中央創成小学校跡碑
蜀 石川　浩作です。

写真下左図は、札幌時計台と[エフエム北海道本社]がある札幌時計台ビルです。下右図は、[北海道経済センター]ビルです。市役所と道路を挟んで向かい合っています。



[北1条雁木通]を東に進み創成川を渡ると右手が[中央バス札幌ターミナル(写真下左図)]です。このバスターミナルには札幌を出発する北海道各方面行きの高速バスが出発します。このバスターミナルと隣接して「北海道四季劇場(写真下右図)」が2011年春にオープンし
かってJR札幌駅に隣接した劇場での感動のシーンが見られる事になりました。



[北1条通雁木通]を更に進むと左手に[サッポロフアクトリー]がありますが、東6丁目には、道路を挟んで二つの建物が向かい合っています。写真下左図は、[カトリック北1条教会]で、右図は、[テレビ北海道]です。

[カトリック北1条教会]

この聖堂は、1926年(大正15年)に建てられたものですが、カトリック教会の典型的な姿であると言われています。中央に配置した塔屋と両側の小尖塔などロマネスク風のスタイルが異国情緒を醸し出しています。

[テレビ北海道]

テレビ北海道は、北海道地区での最後のテレビ局として開局しました。同局は、1９８９年１０月１日北海道５局目のテレビ局として放送を開始しました。