年表 北海道民放半世紀(1951年-2001年)

年表 (5) 1990年-2001年

1990年(平成2年)

即位の礼
平成時代を迎え11月12日には新天皇の即位の礼が執り行われた
アジア冬季大会
第2回の冬季アジア大会が3月9日札幌で開幕した
銀行CMの解禁
是まで禁止されていた銀行のCMが、ラジオに限って全面解禁となる
新局開局
10月1日 テレビユー山形、兵庫FMラジオ、FM大分開局
日本衛星放送がサービス放送開始
11月30日初の衛星有料テレビ日本衛星放送(WOWOW)がサービス放送を開始

1991年(平成3年)

イラク戦争勃発
1月16日 多国籍軍がイラクの軍事拠点へ攻撃を開始し、長いイラク戦争の始まりとなり我が国もこの問題を巡って様々な論議が繰り広げられた
ユニバーシアード冬季大会開催
3月2日から札幌でユニバーシアード冬季大会開催
銀行テレビCM解禁
1月1日より前年のラジオCMの解禁に続いてテレビにおいてもスポットCMに限り月間本数の制限を設けて解禁されることとなった
新局開局
4月1日 岩手めんこいテレビ、長野朝日放送、TXN九州、長崎国際テレビが開局
7月1日 エフエム京都開局
10月1日 青森朝日放送、北陸朝日放送が開局
北海道放送創立40周年
北海道放送(HBC)はこの年創立40周年を迎え様々なイベントや特別番組が制作された

1992年(平成4年)

夏期オリンピツク開幕
7月25日から8月9日までスペインのバルセロナにおいて夏のオリンピツクが開催された
AMステレオ放送開始
3月15日から在京のTBS、文化放送、ニッポン放送、在阪の朝日放送、毎日放送各社でAMステレオ放送が開始された。尚北海道地区では8月1日から北海道放送(HBCラジオ)が放送時間の80%のステレオ化を実施した
初のコミュニティ放送開始
12月24日 函館で全国初のコミュニテイ放送[FMいるか]が開局し、全国コミュニティ放送の先発局としてその後の業界発展に大きな功績を残した
新局開局
4月1日 FM徳島 FM高知  FM佐賀開局
10月1日 秋田朝日放送 伊予テレビ エフエム鹿児島開局

1993年(平成5年)

釧路沖地震
1月15日 釧路沖でM7.8の地震が発生し甚大な被害をもたらした
サッポロフアクトリーオープン
サツポロビール工場跡地に[サッポロフアクトリー]がオープン
民放の日
4月21日 民放連はこれまでの[放送広告の日]を[民放の日]に改める
皇太子ご成婚の儀
皇太子と小和田雅子さんとのご成婚の儀が執り行われた
新局開局
8月1日 エフエムノースウエーブが開局
9月1日 エフエム九州が開局
10月1日 山口朝日放送 大分朝日放送 エフエム名古屋が開局

1994年(平成6年)

松本サリン事件
6月27日に松本でサリン事件が発生し死亡者7名、入院約60名という恐ろしい事件が発生した。又、3月21日にはグリコ事件が未解決のまま時効を迎えた
村山首相選出
国内政治情勢がめまぐるしく替わり4月8日には細川護煕首相が退陣して内閣総辞職、替わって25日には羽田孜氏が首相に選出が6月25日総辞職し後任に47年ぶりに社会党の村山富市氏を選出する
新局開局
4月1日 鹿児島読売テレビ エフエム栃木が開局
ニールセンの視聴率調査開始
11月1日からニールセンジヤパンが機械式個人視聴率調査を開始する

1995年(平成7年)

阪神淡路大震災
1月17日午前5.46分、M7.2の大地震が発生し甚大な被害をもたらした。この震災を教訓としてその後の対策が多角的にすすめられる事となつた
オウムサリン事件
3月20日東京地下鉄でサリン事件が発生し、死者12人重軽傷者5,500人という史上まれに見る凶悪犯罪に世情を震撼させた
この年はこれらの忌まわしい災害、事件が続き、報道メディアもこれらの報道に追われメディアでもこれらの報道を巡って様々な問題が発生した。[防災]に関するメディアの取り組みについても本格的な取り組みが進められる様になった

1996年(平成8年)

北広島市、石狩市誕生
9月1日 新たに北広島、石狩町が市に昇格して北広島市、石狩市が誕生
新しい航空会社誕生
12月15日 北海道を拠点とした新しい航空会社[北海道国際航空]が誕生し、是までの日航、全日空と路線、集客を巡って熱い戦いが繰り広げられる
新局開局
10月1日 岩手朝日テレビが開局
12月1日 エフエム滋賀が開局

1997年(平成9年)

消費税アップ
4月1日から従来3%の消費税が5%にアップされた
札幌コンサートホールオープン
音楽フアン待望の本格的コンサートホールが竣工し7月4日中島公園内にオープンした。名称も[Kitara]と名付けられ国内外音楽を招聘したコンサートが数多く開催されている
拓銀経営破綻
11月17日北海道経済の牽引車として大きな功績を遺してきた拓銀(北海道拓殖銀行)が経営破綻し、営業権が北洋銀行に譲渡されたが、拓銀の経営破綻は北海道の経済面に大きな打撃を与えた
相次ぐテレビ局の不祥事
激化するテレビ視聴率に起因して、テレビ各社でスポットCMの未放送など契約違反の不祥事が多発し、テレビメディアの信頼を損なう事件として業界全体の責任が問われた年であった

1998年(平成10年)

冬季オリンピック開幕
2月7日から22日まで長野冬季オリンピックが開かれ、日本は金メダル10個を獲得するなど大健闘を果たした
北海タイムス廃刊
9月2日北海道新聞と並ぶ地元紙の北海タイムス社が経営破綻に陥り廃刊となる
エア・ドウ就航
12月20日北海道を拠点とする北海道国際航空が就航開始する
地上デジタル放送チャンネル計画案発表
12月25日総務省(郵政省)は、地上デジタル放送のチャンネルプランを発表し地上デジタル放送が具体的に進められる事となる。

1999年(平成11年)

NTTスタート
7月1日、日本電信電話公社が民営化して、新生NTTがスタートする
デジタル放送関連
9月29日、全国地上デジタル放送実験推進協議会が設立され、デジタル放送開始に向けた基盤造りが進められることとなつた

2000年(平成12年)

北洋・札幌銀行統合
2月9日に北洋銀行と札幌銀行の統合を発表した。北海道の金融業界も拓銀亡き後、道銀と北洋との二大銀行時代を迎える事となる
そごう倒産
7月12日[そごう]が倒産し、札幌そごうは12月末をもつて閉店となる、札幌のデパート業界も大きな変革の時代を迎えこの後の様々な展開の始まりとなった
雪印乳業の食中毒事件
6月28日、雪印乳業の大量食中毒事件が発生し、このことに起因して雪印乳業の牛乳部門が分離される事となった
シドニーオリンピック開幕
9月15日から10月1日までシドニーオリンピックが開催される
コンサドーレJ1昇格
10月21日コンサドーレ札幌が待望のJ1昇格を果たした
デジタル本放送開始
12月1日BSデジタルの本放送が開始される
新局開局
12月20日新潟県民FMが開局

2001年(平成13年)

ブッシュアメリカ大統領就任
1月20日アメリカではブッシュ大統領が就任する
小泉内閣誕生
4月26日我が国では自民党総裁戦で小泉純一郎氏が圧勝して小泉内閣が誕生する
札幌ドームオープン
6月2日待望の札幌ドームがオープンし、このドームの開業によりプロ野球北海道日本ハムの誕生など、スポーツ、イベントの通年開催が可能となった
アメリカで多発テロ発生
9月11日アメリカで同時多発テロが発生し、約3,000人の死者、行方不明者が出た、このことを契機として国際的にもテロ対策が大きな政策課題として各国が対応を進める事となつた
デジタル関連
7月17日民放、NHK、総務省の三者により、地上デジタル放送の開始に向けてのPR等を推進するため、全国地上デジタル放送推進協議会が設立された
10月23日には、デジタルラジオ推進協会が設立
11月15日東京で民間放送50周年記念全国大会が開催された