区制施行と近代都市札幌の建設 |
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1972年(昭和47年)の冬季オリンピック札幌大会を契機として、インフラの整備が急速に進み、地下鉄の開通により市郊外の開発が進み、人口の増大に合わせてこれら地区における大型店などの進出も相次ぎ商圏も大きな変貌を遂げています。又、昭和47年4月1日、札幌市は政令指定都市へと移行し、新しく7区の行政区域を設けました。[中央・東・西・南・北・白石・豊平]の各区です。この時の人口が大凡110万人でしたが、時代の推移の中で札幌圏への人口集中化傾向が顕著となり、昭和58年には京都の人口を抜いて全国5番目の大都市となりました。 (註)平成26年3月現在札幌市の区は[厚別区][清田区][手稲区]を加えて10区制となつています。 |
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商業環境の拡大 |
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大通ゾーンのショッピングゾーンの代表格である三越と丸井今井も大きく変りました。三越札幌支店(左図)は、平成22年4月1日分社化して社名も(株)札幌三越となり、丸井今井(右図)も平成23年4月1日三越と統合して(株)札幌丸井三越となり、両デパートが提携した営業戦略が展開されつつあります。 |
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札幌南口の開発により駅前ゾーンが一新し、大通地区に対して新しいショツピングゾーンが誕生しました。左図は2003年3月にオープンした札幌ステラプレイスで右図は[JRタワー]です。 |
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上左図が大丸百貨店でステラプレイス・JRタアーと続きます。右図は南口広場です。 |
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上左図の様に駅前通は年々その姿を変えています。永い歴史を誇った五番館も姿を消しましたが、新たに金融関係のビルが大型ビルに建て替えられ、地下歩道空間も開通しましたが大通公園の北には駅前通を挟んで2つのビルが新しくデビューしました。下左図は、かつての拓銀本店ビルの跡地に建設された[北洋ビジネスセンター]で、右図は、かつての秋田銀行ビル跡地に建設された[札幌大通西4ビル]です。大通以南の南1条から南4条の駅前通にも2015年には市電がループ化され、新しいビルの建設計画も目白押しで町並みにも更なる変化が見られそうです。 2011年3月札幌駅前と大通をつなぐ地下歩道が開通して札幌駅前通は大きく変わりつつあります。 |
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自然環境・文化・教育施設の拡充 |
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札幌も昭和47年4月1日、政令指定都市移行後新しい街造りに向けて昭和51年の[新札幌市長期総合計画]の策定を手始めにその後各時代毎に計画を策定して自然環境、文化・教育環境などの整備拡充に努めています。昭和43年(1968年)創建100年、昭和53年(1978年)創建110年、昭和63年(1988年)創建120年、平成10年(1998年)創建130年を迎えた近代都市札幌は、平成20年(2008年)には創建140年を迎えました。 政令都市指定後の自然環境(公園など)文化・教育環境(諸施設)を年次毎に記載しました。該当の文字列をクリックすると左に画面が表示されます。 |
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札幌資料館 昭和48年 中央区大通西13丁目 道立近代美術館 昭和52年 中央区北1条西17丁目 札幌市教育文化会館 昭和52年 中央区北1条西13丁目 豊平公園[緑のセンター] 昭和54年 豊平区5条13丁目 札幌市青少年科学館 昭和56年 厚別区厚別中央1条5丁目 百合が原公園 昭和58年 北区百合が原公園210 開拓の村 昭和58年 厚別区厚別町小野幌50-1 道立三岸好太郎美術館 昭和58年 中央区北2条西15丁目 札幌市豊平川さけ科学館 昭和59年 南区真駒内公園2-1 札幌市中央図書館 平成3年 中央区南22条西13丁目 札幌市埋蔵文化財センター 平成3年 中央区南22条西13丁目 農試公園 平成5年 西区八軒5条6丁目95-21 サッポロさとらんど 平成7年 東区丘珠町584番地2 道立文学館 平成7年 中央区中島公園1番4号 コンサートホールKitara 平成9年 中央区中島公園1番15号 ちえりあ 平成12年 西区宮の沢1条1丁目1-10 札幌ドーム 平成13年 豊平区羊ヶ丘1番地 モエレ沼公園 平成17年 東区モエレ沼公園1-1 札幌市水道記念館 平成19年 中央区伏見4丁目 |