創成川(屯田)のポプラ並木
屯田郷土資料館
屯田(札幌市北部の住宅団地)にある[屯田郷土資料館]です。この屯田地区はかつての[篠路兵村]で札幌圏の屯田兵入植の歴史としては、琴似、山鼻、新琴似に次いで4番目です。この資料館は現在大きく発展した屯田地区の中でもややはずれの閑静な場所にあり、地区センターの中に併存しています。1階と2階に展示室があり、篠路屯田兵に関する様々な情報を知ることが出来ます。このセンターのある場所が、かつての屯田兵時代住宅である兵屋が220戸立ち並んでいた場所だそうです。

屯田郷土資料館 札幌市北区屯田5条6丁目3番21号 011-772-1811
見取り図
移住記念碑
篠路兵村の入村者は、徳島県29戸、和歌山県37戸、山口県49戸福岡県13戸、熊本県45戸、福井県20戸、石川県32戸、の220戸1056人でした。
この記念碑は入植後7年経つた明治29年(1896年)に建立されました
屯田開拓の歴史
1889年(明治22年) 屯田(篠路兵村)に屯田兵入村。
1890年(明治23年) 公立長泳簡易小学校(現屯田小学校)開校。
1896年(明治29年) 江南神社造成。屯田中隊本部引きあげる。
1898年(明治31年) 石狩川氾濫、大洪水発生。
1904年(明治37年) 水害のため兵村の人口三分の一に減少。
1916年(大正 5年) 灌漑溝が完成する。
1931年(昭和 6年) 石狩川治水工事完了。
1955年(昭和30年) 篠路村が札幌市に編入。
1969年(昭和44年) 約900戸の屯田団地が誕生する。