2021年は北海道における民放が創設されて70年と言う節目の年でした。
日々技術革新を続ける現在のメデイア環境と照らし合わせて過ぎ去りし半世紀を振り返ると将に今昔の感があり[レガシー]と呼ぶべきかも知れません。そんな思いをこめながら、民放創設から半世紀先人達が営々として築きあげてきた軌跡を見つめ直すことは今後の多様化する時代の変化に対応するメデイアの有り方を考える上においても極めて有益であると思います。私は北海道での民放草創期の1956年から概ね半世紀弱をメデイア活動(広告媒体としてのメデイア)に携わってきました。これまでWebで[北海道R・TV広告資料館][北海道電波広告変遷史][北海道民放営業史][図説 北海道電波広告]を編纂して来ましたが、今回作成した[北海道民放半世紀小史]は、これまでの拙著の中から記録として留めたいアイテムを小史として纏め[北海道と民放]について過ぎ去りし50年の歴史を偲ぶ縁になればとのご思いで編集したものですのでご高覧頂ければ幸いです。
尚、この民放半世紀少史は北海道における民放全体の動静を記述すべく心がけたつもりですが、記録資料などの関係で出身母体であるHBCの記述が多くなったことを予めご了承いただきたくお願い致します。
最終更新 2023年 1月 Y.IMAI
第一章 | 北海道初の民放誕生 | 北海道放送の創設(HBCラジオ・テレビ局の開局)と草創期のメデイア活動。 |
第二章 | テレビ二局時代 | 札幌テレビ放送(STVテレビ局)開局とネットワーク再編成。 皇太子ご成婚とテレビ業界。 |
第三章 | テレビ時代のラジオ | STVラジオ局の開局とネットワーク。 ラジオ再生向けてのHBC・STV両局のメデイア活動。 |
第四章 | テレビ四局時代 | 一極集中化が進む札幌経済圏。 HTB・uhb開局と電波広告の情報化。 |
第五章 | 低成長下のメデイア戦略 | 電波広告の時代的変化。 本格的な地域情報番組の展開。 |
第六章 | 平成時代を迎えたメデイア動向 | 平成時代を迎えた北海道・札幌市の経済環境。 TVh開局とテレビ五社時代。 AM・FMラジオ四局時代。 |
年表 | 1951年-2001年 |