平岸のリンゴ並木
札幌に住んでいる者にとって[平岸]と言えば直ぐに[林檎]を連想させる位に、かつての平岸は林檎の栽培地としてよく知られていました。現在札幌市の豊平区にある平岸地区は豊平川以東の住宅地として大きく発展を続けています。写真は[平岸街道]ですが、幹線として交通量も多い道路です。この中央ゾーンに[林檎の木]が植えられ、春から秋にかけて林檎の生長が人々の目を和ませてくれます。たわわに実った真っ赤なりんごが連なる街道は、一幅の絵と言った趣です。
平岸郷土史料館 札幌市豊平区平岸3条9丁目  011-812-2493
見取り図
平岸郷土史料館
この史料館は、児童会館と併設されており、展示室の隣は何時も元気な子供達で一杯です。
平岸の林檎の歴史は、明治8年開拓使によって配られた林檎の苗木に始まります。その苗木をもとにその後たゆまない研究が続けられ[平岸りんご]を完成し、広く国内外に知られるようになりました。この史料館にはこの間の先人の苦難の道筋が詳細にパネルなどで紹介されています。

展示室

展示室の様子です。このコーナには[農耕と馬具]の数々が展示されています。中でも眼を惹くのは、当時の[馬そり]です。馬そりは、ロシア型と言われるような北海道らしいスケールの大きいもので、現代風に表現すればマイカーとトラックと一緒にしたような幅広い用途をもったものだったそうです。

展示室
このコーナは[生活道具、家具、衣類]等の展示の他に[りんご作りの道具]というコーナもあります。奥にはかっての札幌市長だった故板垣武四さんが揮毫した[りんご並木の碑]も見られます。

展示室
平岸地区は歴史的にも古く、昭和36年には天神山の西面から多数の土器や石器が出土しました。それらがここに展示されています。これらの出土品は学術的にも大変貴重なものだそうで、この出土品を保存するために昭和40年に[郷土史料室]が設けられましたが、平岸開基110年の昭和57年に現在の史料館がオープンしたものです。